あなたは自分の親が「毒親」かもしれない…そんなふうに思った経験はありませんか。
子供の頃は、それが当たり前の環境だとしても、友達の親を見ていると、もしかしたらうちの家って変わっているのかな…?と思うこともあるかもしれません。
親といるときに、なんだか辛く暗い気持ちになること傷つくことが多く、距離を置きたいと思うこともあるのではないでしょうか。
毒親の特徴や、どう関わっていくべきなのかポイントをまとめてみました。
■毒親の特徴
自分の親が毒親かどうか、判断するのが難しい部分もあると思います。
子供にとっては大切な親なのもあり、あえて毒親と認めるのが怖いと見ないふりをしてしまう人もいます。
毒親にはいくつか共通する特徴があります。
毒親が原因であなたの人生に影響が出ているのであれば、付き合い方も考えていかないといけません。
特徴1. 思い通りにいかないとイライラして不機嫌になる
毒親に多く見られるのが、子供が思い通りにいかないとすぐにイライラして八つ当たりすることです。
例えば、子供が親のいうことを聞いてくれなかった、思い通りのテストの成績でなかったなど、あからさまに不機嫌になってしまいます。
そんな母親を子供がなだめ、ご機嫌取りのようなことをしなくてはいけないケースもあります。
イライラすればすべてうまくいくと思い込み、それが当たり前になってしまいます。
子供がちょっと自分の意見をいえば「勝手にすれば」と期限が悪くなります。
また、毒親のなかには悲しむふりなど、涙を流して服従させようとしてしまう人もいます。
子供は親の所有物ではないので違って当たり前なのを、理解できないのです。
特徴2. 被害者意識が強く自分のことをかわいそうと思っている
毒親の多くは「私の人生なんて」と過去におきたことを、悲観的とらえるなど、被害者意識の強い人が多いようです。
例えば結婚したことに対して「もっと別の相手を選べば良かった」と子供に伝える、「あなたがいるから離婚できなかった」と責めるなど、自分の人生は悪いことばかりだと思っています。
自分の人生は、今までの選択の結果に過ぎないのに、責任を持つことができません。
自分ばかりが苦労していると思っているため、周囲の人の悲しみや苦しみにも気付けません。
自分の人生を認めてあげられない、誰かのせいで不幸になっていると思いこんでしまっているのです。
子供が悩む必要はなく、親の選択を自分のせいだと責めることのないようにしてください。
特徴3. 外面が良く自分を認めてもらいたい
毒親の特徴として、とにかく外面ばかりにこだわり、自分の考えを押し付けてしまう傾向があります。
子供の意見や考えなどおかまいなしで、周囲の意見ばかりを気にします。
常に礼儀正しく、見た目もきれいな毒親に多く自分を認めて褒められるのが好きな人です。
子供にも礼儀正しさを強制してしまうので、年齢にそぐわないほどしっかりしている、自分の意見を言えずに押し殺してしまうような子供になります。
また、そのためには教育にも力をいれますし、進学する学校も親が決めるなど、子供に人生を全く考えません。
優秀な子供は自分のアクセサリーのように思っているため、子供の成績が悪いと途端にまくしたてるように怒る毒親もいます。
自分の思い通りにいかないことがストレスでしかないのです。
■毒親とのかかわり方
毒親だなとわかっていても、親は親ですし、どう関わっていくべきか戸惑っている人もいると思います。
大切なことは、あなたが毒親の影響を受け辛いと思わない環境を作ることです。
・経済的な自立で親と距離を置く
毒親の場合は、適度な距離を持って関わっていく必要があります。
そのためには、まずは自分でお金を稼ぐ「経済的な自立」を目指してください。
どんなに親とうまくいっていないとしてもお金を稼げるようにならないと、いつまで経っても自立とはいえません。
親との精神的な自立は焦らずとも、あなたが外で生活するようになると、自然とたくさんの世界を目にします。
精神的にも成熟し、親との適度な距離が見つかるはずです。
毒親と一緒に生活し続けるのは、あなたの人生のためにもおすすめしません。
・親の期待に応えるのは子供の役割ではないと認識する
毒親といえども、距離をとるのが難しいケースもあると思います。
あまりに過干渉で子供のやることなすことになんでも口出ししてくるとしても、適度に受け流せるようにしていきましょう。
親の期待に応えなくてはいけないと思い込んでいませんか。
あなたの人生だからこそ、親が決めたレールの上を進まなくてはいけないことはないのです。
■まとめ
毒親だと自分で認識していないケースが多く、子供のことを思って注意しているのにどうして言うことを聞いてくれないんだろう…と思ってしまいます。
毒親を直すのは難しく、子供に負担がかかってしまいます。
毒親とは適度な距離をとること、またあなたはあなたの人生を歩めるようにしていきましょう。